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【 2018年10月30日 − その他

価値ある産業へ‼

皆さんこんにちは。10月も下旬になるとさすがに長袖シャツでないと寒くなりました。引き換えに空気が澄んで、朝が本当に気持ちよくなりました。
さて本題に入ります。前回は「伝える」をテーマにお話させて頂きました。
廃棄物のその後の顛末や流れ いわゆる効果が伝わらないから、手が施されないのではないか、分野分野の原則が伝われば「より良く」が集まりサイズが大きくなれるのではとお話させて頂きました。
それと使い捨てのメリットデメリットがパーソナルな視点、直接的なコスト比較の判断に偏り、グローバルな視点で見た場合の影響が加味されていない現状に触れました

そして今回それを踏まえては具体的に何が確実に資源になるのか 何をすれば化石燃料の代替化へ進むのかに触れたいと思います

廃棄物は引き取ってもらう際に買い取ってもらえるもの、もしくは費用を出して処分をしなくてはならないものに大別されます(図参照)今回はまず買い取って貰えるも廃棄物から話を勧めます。何故買えるのか、それは資源の原料になる価値があるからです。代表的なものは金属関係、貴金属は元より、身近なアルミ缶や鉄など、段ボール雑誌に代表される古紙関係です。
加えて天然資源の利用に比べて燃料などの動力費・そして採掘精製する際の環境側面からみても妥当性があるのです。(注:ガラスやプラスチックは買取出来るほどの原料価値がつかないので有償になってしまう場合もありますが、同じく動力費用・環境面ではメリットは出ます)。
しかし、このようなリサイクルの王様でさえ、回収率は80㌫ということで20㌫は回収が出来ていないのです。それは原料資源になるにはどうなっている必要があるかが理解されていないからだと思います。端的に言えば原料であるので異物がNGである・アルミ缶だけでなくスチールやビンが混ざっていたり、中身が残っている・ひどい汚れがあれば、原料になるはずがありません。
これらを有価物として地域で回収し、売上金を自治会活動美化活動に活かされているのはよく耳にする話です。ナカダイ前橋支店のある前橋市駒形町でもアルミ缶収集ボックスが10か所超あり、年間数十万の売上金が自治会に還元されております
回収されれば地域の資源・財産に活かされる そういう観点でみても20㌫も原料資源に回れていないのはいかにも「もったいない」ことです。

要らなくなったから何にもならない訳ではなく、適切に排出出来ればまた活かせることを改めて想いを馳せて頂きたいと思います。そして同時にまだ20㌫も伸びしろがあること、このロスは何とかしたい そう思うのは私だけではないはずです
次回は費用がかかる廃棄物についてお話したいと思います