ここ最近、プラスチック、古紙類、金属(雑品と呼ばれる複合物)などの再生素材の価格の下落が起きていて、プラスチックなどは有価物から廃棄物になるような話があります。
再生素材の、海外輸出先の大半の割合を占める中国が、大規模な輸入規制を行っているのが大きな要因です。
中国に輸入される物の多くはきちんとした品質の品物ですが、中には、中国で選別することを目的とした粗悪品もあり、これが原因で中国の水質汚染や選別後の不用品の不法投棄などが大きな問題になっていました。
この問題に対して、中国国内では相当危機感を持っているようで、粗悪な物が入らないように、また、そもそも中国国内のリサイクル率を上げるべきでは?ということで、良品も粗悪品も関係なく、輸入する品目、形状などを相当絞り込んだ規制になりました。
報道にあるように、プラスチックは海外8割、国内2割、古紙は海外2割、国内8割とのことですので、プラスチックは今回の余波をもろに浴びた形になります。
様々な影響を及ぼしている今回の件ですが、そもそものモノの流れを考え直さなければならない時期に来ました。
有価物なら「なんでも良い」ではなく、素材として販売する限り、品質にこだわりを持ち、トレーサビリティをしっかり構築する必要があります。
今後は、グレーな業者は必然的に淘汰されて行き、業界の再編が進みます。
今が国内のリサイクルルートの再構築などなど、日本のリユース、リサイクルに関わるモノの流れを再構築する良い機会です。
捨てた後は、様々なルートを辿って、次の使い手に渡ります。
ナカダイは、捨てる側と使う側をツナグ企業として、皆様の必要なくなったモノを最適に次に繋げていきます。
今回の件で気になりましたら、是非一度、ご相談ください!